公共の乗り物


これこそ、ドミニカ庶民の足となっている乗り物です。基本的には、ボロボロな車が使われています。

 それぞれ決まったルートを走っているそうだけど、どの車がどこ行きなのか未だにさっぱりわかりません。もしも乗る機会がある人は、当たり前だけど行き先を聞いてから乗って下さい。

運転手の他もう一人、料金を回収するお兄さんが同乗してます。車から乗り出しドアの側面をバンバン叩きながら、乗客の勧誘です。好きな所で乗り降りできます。1回25ペソ約70円です(2015年6月現在)。


バンタイプの場合、ドアが走行中にドアが閉められるとこ見たことないけど、落ちた人がいる話は聞いたことないです、多分。









これはプブリコ(パブリック)と呼ばれていて、セダンタイプの古い車が使われてます。助手席に2人、後ろに4人、合計6人の乗客を乗せます。隣り合わせになるのが男女とか、そういう考えはないです。空いていた場所に乗れます。乗り降りのルールはなぜか右側からだけ(ドミニカは日本と反対左ハンドル)。後ろの4人席に座っている場合、左側の一番奥に座っている人が降りる場合、その右隣に座っている3人が外に一旦降りて、また乗ります。左のドアからは何故か降ろしてくれません。世界一運転マナーが悪いと思われるドミニカなのに、変な所でルール守られてます。こちらも一乗り25ペソです。昔は10ペソだったり15ペソだったりしたそうです。

日本と違いドミニカの中流やそれ以上の富裕層の人たちは、これらの乗り物にも地下鉄にも乗りません。お前ら乗れっ!と思うのですが、ドミニカに住まわせてもらっている外国人の立場の私は言えません。

多くの人がガソリンをよく食う大きな車で通勤するので、渋滞の原因の一つにもなっています。これらの乗り物に乗るのは貧乏だという決めつけもあるのかもね。渋滞をなくそうとか、排気ガスを減らそうとかそういう概念はまったくなさそうなのが残念です。裕福になっていく過程で、これらは避けられない事なのでしょうか!?

10年以上も前からここに住んでいるアメリカ人に聞いたんですが、その頃は車の数も少なく、渋滞もなかったそうで。今のドミニカは、渋滞がすごいです。アメリカに出稼ぎに出た人が送金するお金で、車を買えるようになった人も多いのかもしれないねー。

この写真もプブリコと呼ばれている、前の助手席に二人、後部座席に4人乗る公共の乗り物です。助手席に二人ですよ、二人!太ったおばちゃんが横にきても、二人乗るんですよー!慣れたらどうってことないですが、最初はドキドキです(・.・;)