ドミニカ共和国にもフリマサイトがあります
日本のメルカリと違うのは、梱包発送がほとんどなく、載っている電話番号に直接かけるだけ。配達可能な場合、配達料を払ったら当日に自宅まで届けてもらえます。個人が要らない家具を売る場合は、取りに来てが殆どです。欲しいと思ったら数時間後には手に入る場合が多いんで、便利と言えば便利です。
実は10年位前に買ったホンダの発電機、まったくメンテナンスをしていなかったのでエンジンかからなくなり、停電の時に使えなくて困ってました。大きくて音もうるさいし、この際新しい発電機!と思い、フリマサイトで検索。
フリマサイトには個人も業者も出品してます。
ホンダの発電機は、やっぱり高いです。千ドル余裕で超えます。
中国製には手を出したくなかったのに、値段がホンダの半値以下。それでも7万円弱。
冷蔵庫が動かせればいいと、なにを血迷ったか中国製の発電機を売っている人に連絡入れました。数時間後に発電機持って来てくれました。
もうこの場にはないですが、その発電機がこれ。
ボテっとして安っぽいプラスチックの、いかにも中国製の発電機。
届いて直ぐに試せるように、1ガロンガソリン用意しといてくれと言われたんで、ガソリンスタンドで1ガロンのガソリン買って待機。
届いて直ぐにガソリン入れて、写真の右にある紐を引っ張ってエンジンかけようと、ドミニカんの若いお兄さんが頑張ってくれていました。ですが、紐を引っ張っても引っ張ってもエンジンかからず、ちょっと休憩。
何十回か紐をあせだくになりながら引っ張ったお兄さん、手から滑って引っ張る所がビュンと戻ってしまった時、写真の右下にある黒いモノに当たって吹っ飛んで行きました。
そしてその瞬間、ブルブルと発電機のエンジンかかりました。
エンジンかかってめでたしめでたしなんですが、実はなんと、壊れて吹っ飛んで行ったものは、発電機のエンジンをストップするものでした。
それが壊れた為、エンジン止めることもできず、エンジン止めることもできない発電機買うわけにもいかず迷いました。
そこでお兄さんと話し合い。
お兄さんは事務所らしき場所に電話を入れ、エンジンを切る方法を試行錯誤。
どうやってもエンジンが止まらないので、ガソリン無くなってエンジン止まるまで置いておいてくれということになりました。
発電機を置いて帰るんだから、半額分払ってほしいとのことで、半分払った瞬間、エンジンが止まりました。本来なら止まるはずがないエンジン。さすが中国製!
半分払ったお金を返してもらい、お兄さんはストップボタンが壊れた発電機を持って帰りました。
そして翌日、また新品の発電機を持って来てくれたんですが、やはり中国製。
出発前に事務所で入れてきたエンジンオイルが、発電機を包んでいた袋の中に全部こぼれていました。
お兄さん、また困った顔で事務所に電話。
エンジンオイルがどこから漏れているのか探していた時に見えた、発電機の内部。
素人目にもちゃちい素材なのがわかりました(;^ω^)
エンジンオイルが漏れるような発電機、もちろん買えません。
というわけで、お兄さんはそのエンジンオイルが漏れた発電機を持って帰ったんですが、もう売るつもりはないと言っていました。どうしても欲しくなったら電話してくれと一言残し。
お兄さん的には、こんなものを持って来て恥ずかしいと。
しかしなんでまた、あんな壊れやすそうな場所にストップボタン。おまけにプラスチックのちゃちな部品。吹っ飛んだら修理もできず、困りますよね(´・ω・`)
そして当日午後、10年置きっぱなしだったホンダの発電機、年配のドミニカンに直してもらって無事にエンジンかかり解決!
年配のドミニカン、77歳なんですが、初めて修理したバイクがホンダだと言ってました。ホンダがドミニカに入って来た頃から修理し始めたそうです。かれこれ60年位前だそうでして。
そして中国製の発電機の話しをしたら、あんなもの買うな、修理すらできないゴミだと。
安いからと飛びついて買っても、修理もできないガラクタなので結局高く付く、ホンダ買っとけと。どうしてホンダがあるのに、修理しようとしないで中国製のゴミを買おうとしたのかと怒られました(;^ω^)
年配の人は日本製品の良さを絶賛でっす!
近所の人が中国製の立派に見えるSUV買ってたんですが、2年も経っていないのに代車もらって2ヵ月位修理にだしてたみたいですが、結局完全に治らず買いなおしてました。
最近の中国製は立派に見えて性能良さそうに見えても、やっぱり見えないところで壊れたり使えなかったりで、手を出さない方が賢いですねっ!
命に関わるものは、中国製とか怖いです。
中国製発電機出してたお兄さん、もうフリマサイトから削除したようでした。良心的ですねっつ