2017年12月12日火曜日

ドミニカ共和国の刑務所生活②

えー、朗報です!

刑務所に入っていたドミニカンの友人、やっと刑務所から出ることができました!また今週刑務所に会いに行く約束をしていたのですが、その必要もなくなり、家に直接来てくれ!と音声メッセージが届きました\(^o^)/

2ヶ月、長かったですね!

今週は、トイレットペーパーや歯磨き粉を持って行ったり、少額に分けた紙幣を菓子の箱に入れてとかいろいろ考えてたんですが、その必要はなくなってしまいました。

なんか、ちょっぴり悲しいような気もしないでもないです(;・∀・)

彼に、日本のみなさんにドミニカ共和国の刑務所生活は悲惨だと伝えてくれとお願いされたので、彼から聞いたことは全部書きます(๑•̀ㅁ•́๑)✧

まず、どうして彼が刑務所から出られたのかといいますと、

昔の奥さんに請求されていたお金を全額払ったからです。もちろん、彼の今の奥さんが全部やってくれました。

えー、日本円だと25万円程なんですが、一般のドミニカンにとったら大金です!!!!!

今の奥さんのお母さんの家を抵当に入れてお金を借りたり、いろんな所から借りてやっと全額そろいました!

だから2ヶ月もかかったんですね。

一応聞いてみたんですが、刑務所に入れられたドミニカンの友人は連行された時には無職でした。

もしもこれが無職ではなく、どこかのオフィスに努めていたりした場合、連行されて刑務所に入れられることはなかったとのことです(・・?

よくわかりませんね、ドミニカ共和国のシステム。

ということは、外国人でドミニカ共和国で職もなく、誰も頼れる人がいない場合、刑務所で悲惨な生活を送ることになるのでお気をつけ下さい•̀.̫•́✧

これも聞いたんですが、金持ちが何か悪いことして刑務所に入る場合、大金を払えば免除してもらえ、自宅で監禁生活を選べるそうです。お金があればです、あれば。

サント・ドミンゴには、4箇所刑務所があります。全部郊外で、ちょっと離れています。

おおよそどこの刑務所も、週に2回面会日があります。朝の7時から午後3時までの間です。

刑務所によって違うそうですが、男女問わず誰でも面会できる刑務所、正式に結婚している夫婦だと親族のみの面会が許される等です。面会時間の間は、自由に中で一緒に居られます。

そして、夫婦の営みも可能なんです!!!!!

ここ、日本と大違いですね!友人は、毎週奥さんと刑務所の中で営んだそうでΣ(´∀`;)

貴重品はすべて車の中に置いて、身分証明証と差し入れだけを持って入り口に並びました。

中で他の囚人に襲われる場合があるので、中が見える透明な袋がおすすめです(o・ω・o)

ボディーチェックを受けた後、職員さんの前にそれぞれ立ち、パンツを引っ張って中を見せます、これ、ひじょうーに苦痛でした(´;ω;`)

ここでチップ等をこっそり渡せば、見逃してもらえるそうです。

人が少ない専用の入り口があって、そこでチップを渡せば、並ばずにすぐに入れてもらえることもできます。ラテンですね、チップがすべてです。

そして、手の甲にピンク色のスタンプを押してもらいます。

面会人と囚人の違いを示す為です。

身体検査が終わって中に入ると、日傘を持った囚人が案内役を買って出ようと、たくさん押しかけて来ます!もちろんチップを稼ぐ為です!

面会人の取り合いで、刑務所内だけにちょっと怖かったです(;・∀・)

刑務所の中にもまた警察官が出入り口に座っていて、それより先のエリアに行きたければ50ペソ払ったら行けるようになっているそうです。

たかが50ペソ(120円)ですが、刑務所内の50ペソは大金だそうです。

この50ペソは、警察官へのチップです。国の決まりでも何でもなく、警察官のお小遣い稼ぎで決まったルールです。50ペソ払う余裕がある人は、刑務所内好きなエリアを自由に行き来出来ます。

ってことは、外に通じている出入り口まで来ていた囚人さん達は50ペソ払って来てたんだな(´;ω;`)

watsuppで車にスマホを置くまで連絡を取り合っていたので、ドミニカンの友人は中の2番目の入り口までむかえに来てくれていました。

目を真っ赤にして、涙してくれました (´;ω;`)ブワッ 

よく来てくれたな、今頃遅いぞって言われましたが、ずっと留守にしていたので仕方ないですね!

中に入ってしばらくして友人に言われて気づきました。

囚人と面会人の違いは、囚人は膝までの長さのズボンと決まっていて、みんな膝丈までのズボンをはいていました。スタンプの他にも、短パンで区別をしていました。

面会に行かれる時は、どうか短パンは避けて下さいね(・∀・) 囚人と間違えられてしまいます!