2016年4月1日金曜日

ドミニカ共和国の選挙

今年の5月くらいに選挙があるそうです。

とくにここドミニカ共和国においては、選挙活動は移動キャバレーのような下品でどうしようもない騒音垂れ流しのイベントです!!!!!!!これのどこが選挙活動なんだと、首を傾げるようことばかりです。候補者たちが当選したからといって、この国がよくなるわけでもなく、当選者の懐が潤うだけの行事にしか思えないし、とにかくそれはそれは酷いっていうか、迷惑でうるさいイベントです(´・ω・`)

近所にホルヘというドミニカ人の友達がいるんですが、今日どっか行こうよと誘いの電話をすると、今日は選挙のバイトで夕方まで帰らないから明日と言われました。

そうなんです!!!!!ドミニカは選挙のバイトがあります。いわゆるサクラです。

貧しい地域の暇な人達を集め、食事を提供して最後に金銭を与えます。食べるものもままならない人たちが多い国では、例え1日でもきちんとした食事にありつけるということはすごいことです。だから候補者が誰であれ、そんなことは関係ありません。みんなこぞって選挙活動のバイトに出かけます。

選挙活動のバイトとは、候補者の色の帽子をかぶり道路を通る車に向かって旗を振り、レゲトンやサルサを大音量でかけてそこでどんちゃか騒ぎ。選挙活動だと知らない人が見ると、ただ騒いでいるようにしかみえないでしょう。あれを選挙活動だとすぐに思う人は、なかなかいないのではないかと思います。それほどドミニカ共和国の選挙活動というのは、とんでもないです。バイクに二人乗りしたおっちゃん達の大群が、旗をひらひらなびかせながらジグザグに運転しているのも選挙活動です。日本だと、暴走族みたいな。ジペタ(SUV車)から箱乗りをした若いおねえちゃん、ボンネットの上に座ってました。危なくないんですかね、見てるほうが冷や冷やです。これを選挙活動と呼べるドミニカ共和国って、なんて平和なんでしょう。

そしてホルヘがもらった日当はといいますと、300ペソだったそうです。今のレートが1ペソ2.5円前後なので日本円で750円位でしょうか。それに一食分の食事です。日本の失業率の比ではありませんので、何らかの金銭がもらえ食事まで提供されるこの選挙活動のバイトは、貧しい人たちにとってはとてもいいバイトだそうです。ホルヘから聞いたんだけど、田舎に行くとヘリコプターか自家用ジェットみたいなので、現金をそのまままいたりもするそうです。スケールの大きさが、日本とは大違いなドミニカ共和国の選挙です。選挙のバイトの人たちが騒いでいる場面に遭遇すれば、写真を載せたいと思います!

選挙権のない日本人が混ざってても仕方ないので自分は断りますが、実は行ってみたい気もします。