2016年4月15日金曜日

日本から輸入

昨日の事です。

今更だけど、ドミニカ共和国の人が日本に行く時には3ヶ月ビザ免除。ビザ無しで日本に入れるそうですっていうか、入れます。発展途上国に分類されるドミニカ共和国ですが、過去に移民問題とかあったのでその御礼的な感じなんでしょうかね^^

車の調子が悪かったので、修理工場に見てもらいに行きました。

するとそこのオーナーがやってきて、日本人だろう、俺にはわかるんだと言われました。

99%中国人と最初に言われるので、最初に日本人と言われることはかなりうれしいことです(∩´∀`)∩ワーイ

「俺と仕事しないか?」

この台詞を言われるのは、実は初めてではありません。過去に何度か日本人とわかったら、商売の話を持ちかけられます。そのほとんどが、日本からタイヤの中古をコンテナで運ぶとか、車の部品を運ぶとか、軽四トラックの部品を運ぶとかそんなのばかりです。昨日のオーナーも、中古のタイヤを日本から運ぶのを手伝って欲しいと言われました。

とりあえずはいくら?と聞きますが、だいたい1回日本円で20万位です。毎月あるわけではなく、コンテナで1回運んで20万円。家賃の支払いなければ20万円あれば頑張れば3ヶ月か4ヶ月は生活できる額だけど、うーんごめん、やっぱ無理とお断りします。一応本業あるしね( •̀ㅁ•́;)

日本語ペラペラの日本人の人で、不定期で構わないならタイヤや車関係の中古品運びの仕事ならありそうです。でもしかし中古品とか車関係とか、いかにも発展途上国での商売という感じで苦手です。えっ!嫌味なこと言うなって思われましたかっ!?でも現実に、いつもうまく仕事があるわけではないし、いつ不況の波が押し寄せるかもしれないし、ましてや文化も考え方もまったく違うラテンの人を相手に博奕打つ気はないですし、自分の性格では多分無理です。ドミニカ人の言動は、なかなか日本人には理解し難いものがあるのは事実で、そういう方たち相手に真剣に勝負挑むことは仕事に関しては(ヾノ・∀・`)ムリムリ

日本人のような義理人情とか誠実さがまったくないドミニカの人たちなので、気軽に商売という気にはまずなれません。先進国の人相手の仕事だって、考え方の違い等で衝突することだってあるのに、それが発展途上国となったらなおさら大変なことです。

何かを日本から輸入したりという当たり前的な商売よりも、不況に関係ない、自分の頭脳を活かし、尚且つ外にもそんなに出る必要がない仕事が一番ですね!

でもまあ、ドミニカ共和国で生活するようになって、昔みたいにお金の事を考えたり貯金の事を事細かに考えたりする習慣はなくなってきました。今日と明日くらいに食べれるお金があればいいかなと。日本にいたら絶対にこんな考え無理だけど、ドミニカにいたら周りが実際にそうやって生きているので、ひょっとして自分もなんとかなるんじゃないかと、ものすごい勘違いしてきます。でもこれが本来の人間的な生き方なのかもしれませんね!

人よりお金を儲けたいのは何故かを考えたら、だいたいが人より大きくていい家に住みたい、高級な車に乗りたい、美味しいものを食べたい等、ほんとうに衣食住に関係無いことの為だと気づきました。お金が人より多くあることが立派だという考えは、ここドミニカで生活するようになって、どうでもよくなりました。そんなことの為に自分の時間を仕事に費やすなんて、人生の大切な時間の無駄です。必要最低限の衣食住がなんとかなって、たまに日本に帰る飛行機代がなんとかなれば、もう人生それでいっかなーと。

人よりお金持ちになることがものすごく大切なドミニカ共和国に住んでいて、こういう考え方になってくるのは、先進国から来た人間だけかもしれません。ドミニカの人たちは、今日も頑張ってお金持ちになることを一番に考えています!

日本にいたらまず人に施しを与えるなんてかっこいいことをする機会はなかったけど、ここドミニカ共和国では常に持っていない人に与える機会がたくさんあります!お金儲け頑張る気になるのは、そういう貧しい人に食料品をいっぱい買ってあげるとか、病院代を払ってあげるとか、そんな時ですかねっ!あ、なんか今自分すごくかっこいいこと書いたかも(∩´∀`)∩ワーイ

人生、何か他人にしてあげたくなった時、やっぱり発展途上国ではやることがいっぱいあるような気がします。これも何かの縁ですかねっ。