2020年8月29日土曜日

ドミニカンの人生?!③ 物乞いについて

何日か前に書いた、24歳のブライアンというドミニカン。

ドミニカでは普通のことで、職がありません。路上で待機して、お使いの仕事を待っています。

ブライアンの86歳のおばあさんが物乞いをして収入を得ていると書きましたが、ブライアンにもう少し詳しく聞いてみましたっ!

ご老人がスーパーの入口近くや大きな通りで物乞いをしているのはインド程ではありませんが、ここドミニカ共和国でもよく見られます。

ブライアンの86歳のおばあさんは、週末の金曜日と土曜日の週に2回だけ道路に椅子を持って行って座るそうです。座る時間は4~5時間です。

それでですね、驚いたのが稼げる金額(もらえる金額)です。

1日日本円にして200円~300円を予想してたんですが、

1日平均して3000円、多い時で4000円もらえるそうでっす!

予想外に1日にもらえる金額が大きかったんで、ちょっとだけ驚きました(;^ω^)

じゃあ毎日やればとか気軽な事言ってしまいそうですが、体力的に毎日できることでもなく、これだけもらえても食べていくだけで精いっぱいだそうです。

年金も政府の援助もなしです。ですがちゃんとしたアパートに住んでいるもっと若いおばさんが政府から毎月1万円(5000ペソ)もらっているという例もあり、どういう制度になっているのが未だに謎なドミニカ共和国です。

ブライアンが路上でチップを稼ぐより、ばーちゃんの方が稼ぐ金額がでかいと言ってましたが、

過去にドミニカンから、路上での物乞いは嘘が多いから自分はあげないという人と聞いていて、脚がない人が本当は脚があったり、目が見えない人が目が見えてたり、ホームレスが実は立派なアパートに住んでいたりと実際にあります。

ですがブライアンのおばあさんのように、本当に生活の為に物乞いをしている高齢者がいるとわかったので、ぜひ皆さんもドミニカ共和国で見かけたら、チリンと缶に入れてあげてくださいっ! (∩´∀`)∩

ブライアンですが、スマホを落として画面が割れてしまったそうです。画面修理のスマホ画面が3000円、修理代600円必要だそうで、一生懸命チップで稼いだお金を貯めていました。

あればすぐにマリファナに使うドミニカンが多い中、偉いやんけ!とブライアンの真面目な部分が見えました。家の窓からこっそりと見ていたら、路上で朝ごはんを座って食べていたブライアン、ゴミはどうするんだろうと思っていたら、

ブライアンは歩いてコルマド(日本のコンビニみたいな店)まで行き、コルマドのゴミ箱にちゃんと捨てていました(´;ω;`)ウッ…

このゴミをゴミ箱に捨てるという基本的行為ですが、ドミニカの多くができません!すぐに足元にポイっです( ー`дー´)

というわけで、残り足りない1600円を払ってあげたら、ブライアン大喜びでした(∩´∀`)∩ワーイ


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